住宅でも「スケルトン物件」の売買は?

6fb5fded6a613596bef9f75f0b0a6ef7

中古マンションで本格的な自由設計のリノベーションをする場合、
最初にスケルトン(躯体)状態に解体することになります。
戸建て住宅でいえば「更地」にすることです。

戸建てでも中古土地付き状態で売り出されているものもありますが
数十年経過していかにもボロボロならば当然建て直すので
更地のほうが買ってもらいやすいですね。

でもマンションの場合はどうしてスケルトンにした状態での
売買がほとんどないのでしょうか?
土地(敷地権)分の価額しかないような物件でも、既存有姿か、
今は再販業者がリフォーム工事をした
「リノベーション済みマンション」のどちらかしか取引されていません。
例外もあるにはあるでしょうけど。。。
ほぼ全面改修となる状態ならば、解体費も一般的に予想されるよりもかかるものです。
マンション70平米程の住戸の全面解体・産廃処理費は諸経費含め100万円前後です。
いっそ売主負担で解体しておいて売り出したほうが
自由設計希望の買主双方にとってよいのではないかと思います。
スケルトンならば「専有部分の隠れた瑕疵」は問題にならず、躯体の状況も確認できます。
開けて(解体して)ビックリといったこともなく、設計や施工の責任範囲も明確です。

店舗や事務所の賃貸のようなスケルトン物件も流通する状態になると、
もっと本当に安心できるストックマンションの活用ができるのではないでしょうかね。